・筋トレを始めようか迷っている
・前向きな気持ちで筋トレをしたい
・筋トレを続けたくなるような効果を知りたい
この記事では、そんなお悩みを解決します!
筋トレで男らしい肉体を手に入れたい、運動を習慣化して健康的な身体を目指したいなど、筋トレの目的は人によってさまざまです。
筋トレには、筋肉をつける以外にもさまざまなメリットがあるため、どのような嬉しい効果があるのかをきちんと把握した上で、目的とする結果を得られるようにトレーニングすることが大切です。
そこで今回は、筋トレを始めようか迷っている人、筋トレを続けられない人に向けて、思わず筋トレをやりたくなるような15個のメリットについて紹介します。
もくじ
筋トレのメリット15選

筋トレによって得られる具体的な効果やメリットについて紹介します。
筋肉をつける以外にもさまざまなメリットがあることを理解すると、前向きな気持ちで筋トレをすることができるのでぜひ参考にしてください。
基礎代謝の向上

基礎代謝とは、体温維持や呼吸などの生命維持活動において消費されるエネルギーのことで、その量は人によって異なりますが、誰もが特に運動しなくても、この基礎代謝の分だけ毎日エネルギーを消費しています。
筋肉量が増えると、基礎代謝も上がる傾向にあり、上半身は身体の中でも大きいたくさんの種類の筋肉で構成されているので、大きい筋肉を動かすことで効率的に基礎代謝を高めることができます。
基礎代謝を向上させると、痩せやすく太りにくい体になるダイエット効果だけでなく、むくみや冷え性などの不調を改善することが期待できます。
QOLの向上

加齢による代謝の衰えは、筋肉量の低下及び筋力の衰えと直結し、QOL(Quality Of Life:生活の質)に大きな影響を与えます。
太腿前の大腿四頭筋・お尻の大臀筋・腹筋群・背筋群といった大きな筋肉は、立ったり歩いたりするために必要ですが、一番加齢の影響を受けやすい部分といわれています。
この部分を鍛えずにいると、サルコペニア(加齢に伴う筋委縮)が発生し日常生活に不自由が生まれてくることがあります。
トレーニングに必要な強度とその効果には個人差がありますが、筋肉を鍛えることでサルコペニアの進行を約3分の1程度に抑えることができるといわれています。
平均寿命が延びてきた昨今、QOLを維持・向上させるためにも筋肉量を減らさないことは大切です。
姿勢の維持や、立位を楽に保つために必要な筋力のトレーニングは、行うべきといえるでしょう。
成長ホルモンの分泌促進

体内の代謝を促す「成長ホルモン」も筋トレによって分泌させることができます。
成長ホルモンは身体の細胞を合成促進し、骨や筋肉を作るだけではなく、脳の疲労回復や病気への抵抗力をつけることにも役立ちます。
発育時に自然に起こる成長ホルモンの分泌は、加齢とともに徐々に減っていき、高齢者になるとほとんど消失します。
しかし、筋肉に直接刺激を与える筋トレを行うと、年代を問わず筋肉修復のために成長ホルモンの分泌が増大するのです。
「30代になってから太りやすくなった」や「年をとって脂肪がつきやすくなった」という実体験をよく聞ききませんか?
これは年齢とともに成長ホルモンの分泌が下がってしまうからだとも言われています。
トレーニングをすることで成長ホルモンの分泌を促進しましょう。
脳機能の向上

筋トレには、脳機能を向上させる効果があります。
筋トレを行うことで「BDNF」という脳由来神経栄養因子が分泌されるためです。
BDNFは脳の神経細胞の成長に欠かせない物質で、記憶や認知に関わる海馬に多く存在します。
認知症予防に効果のある物質として、脳科学や精神医学の世界で注目されています。
(参考:https://www.sixpad-station.com/column/column01/detail-67.html)
「運動が脳にいい」と言われるのは、BDNFの効果によるもの。
筋トレをすることで脳機能を向上させ、認知症を防ぐことも可能です!
睡眠の質が上がる

人間が健康的な生活を送るために欠かせないのが睡眠です。
「就寝後に何度も目が覚める。」「いくら寝ても疲れが取れない。」という人もいるかと思います。
眠りは深い眠りと浅い眠りを交互に繰り返し、深い眠りであるノンレム睡眠が多いほど、良い睡眠と言えます。
筋トレを行うことで体温が上昇し、体温が上がると浅い眠りを減少させ、代わりに深い眠りである『ノンレム睡眠徐波睡眠』を誘発すると言われています。
こうして、睡眠の質を上げることで免疫力も向上するため、体調不良に陥りにくい身体を作ることにもつながります。
メンタルがポジティブになる

幸せホルモンとして有名な「セロトニン」という物質があります。
このセロトニンは、脳内で精神をコントロールしてくれる重要なホルモンで、やる気を出すホルモンであるノルアドレナリンやドーパミンと合わせて三大神経伝達物質とも呼ばれます。
これらのバランスが崩れたり、分泌が滞ったりしてしまうとネガティブ志向なメンタルになったり、うつ病などを引き起こしたりする原因にもなりかねません。
それを防ぐためにも筋トレは非常に効果的です。
運動は神経系を活性化させ、交感神経や副交感神経のリズムも整えてくれます。
さらにセロトニンの生成には必須アミノ酸の一種であるトリプトファンが必要で、筋トレをしながら食生活にも気を配るメリットは、筋肉だけでなく脳にまで影響を及ぼします。
自信に繋がる

普段から運動不足の女性が筋トレを始める場合、最初は辛いと感じることも多いかもしれません。
しかし、筋トレするとテストステロンというホルモンが分泌されます。
このホルモンはポジティブ志向になる効果があるため、諦めずに筋トレを続けていけば、次第に楽しみながら理想の身体を追い求めることができるでしょう。
自分の努力で理想のボディメイクができると自信につながるため、表情が明るくなるなどの良い効果が期待できます。
尊敬される人間になる

筋トレを続けることで、筋力が付いて身体が引き締まるため、周囲からリスペクトされるようになります。
ダイエットや筋肉を付けることは、一日では不可能です。
定期的に筋トレなどの運動をし、食事制限をするなど決して楽ではないことを続けることでようやく結果が出るものです。
体形をスリムにしたり、筋肉を付けたりする大変さは、多くの人が知っています。
ダイエット経験者ならなおさらです。
それを実行できている人は、メンタルが強く自己管理ができる人間だと思われるので、尊敬されるようになります。
自分のために取り組んできた筋トレで、いつしか周囲の見る目も良い方向へと変えることができるため、積極的に取り入れましょう。
忍耐力がつく

筋トレは、キツいと感じない重量や回数では、痩せることも身体を引き締めることもできないため、妥協せずに自分を限界まで追い込む必要があります。
この筋トレへ取り組む姿勢が、生活面にもメリットを与えるのです。
学生で、スポーツを行っていると、キツい思いをする場面はありますが、社会人になると、なかなか限界ギリギリの経験をする場面が少なくなってきます。
だからこそ、筋トレでキツい経験を定期的に味わうことで、我慢する忍耐力を養うことができるのです。
忍耐力がつくと、仕事や私生活で壁にぶち当たった時にもすぐに諦めなかったり、粘り強く頑張れたり、何かあった時でも対処できるようになります。
下半身は第二の心臓

下半身は血流に深く関係するため、「第二の心臓」と呼ばれるほど大切なところです。
上半身にある心臓から送り出された血液は下半身へ、そして下半身から心臓まで血液を送り返す重要な働きをしています。
もし足の筋肉が少ないと血液を心臓まで送り返す力が弱くなり、心臓自体に負担がかかったり、各臓器に悪影響を及ぼしたりする危険性があり、女性の多くが共通する悩みのむくみや冷え性などの不調の原因にもなります。
足の筋肉を鍛えて血流の流れを促進しましょう。
美容にも良い

代謝アップによる血流改善や、ホルモンバランスの改善による神経系リズムの調整など、ここまでに述べたメリットの多くは見た目の印象にも関わる大切な要素です。
体の血行が良くなると、肩こりや眼精疲労が改善されるだけでなく肌にも酸素や栄養分が行き届きやすくなるため、美肌や美髪など、美容にも嬉しい効果が期待できるのです。
肩こり腰痛の軽減を整体やマッサージに頼るように、見た目をエステや化粧品に頼る人も多いですが、長期的に理想の状態を保つためには内側からの改善は必須です。
筋トレをセルフケアの一環としてとらえることができれば、最高のエイジングケアになることは間違いありません。
トレーニングすると足が太くなる?

ヒップアップ(スタイルアップ)効果

大臀筋はお尻全体を覆う筋肉なので、鍛えることで綺麗なヒップラインが手に入ります。
また、ヒップアップができるとお尻全体のラインが上がるため、後ろから見たときに足が長く見える効果も期待できます。
姿勢改善(ポッコリお腹の解消)

中年になるとお腹がポッコリと出てくる方が多いかと思います。
上半身の筋肉が弱いと姿勢の維持ができなくなってきます。
そして姿勢が悪くなると、内臓を支える筋肉も弱くなる為、ポッコリお腹につながってきます。
上半身を鍛えながら姿勢に対する意識を高めることで綺麗な姿勢を保つことができ、ポッコリお腹になりにくい体に繋がります。
肩こりや腰痛の予防

僧帽筋などの筋肉が弱いと、頭をしっかり支えることができなくなり肩こりが起こりやすくなります。
また、姿勢が崩れることで腰が反ったり曲がったりしてしまい、そのことがが原因で腰痛につながることあります。
肩こりや腰痛に悩まれている方は、痛みのケアだけでなく、根本の原因である背筋を強化することが予防につながるかもしれません。
まとめ

目に見える筋肉の大きさだけではなく、身体の中でさまざまな良い影響をもたらしてくれる筋トレを、やらないという選択肢はなくなったのではないでしょうか。
筋トレを生活に取り入れて習慣化し、ぜひ心身ともに健康的にしていきましょう。
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