・ダイエットが停滞している
・ダイエットのモチベーションが維持できない
・効率よく効果的に痩せたい
この記事では、そんなお悩みを解決します!
ダイエット中のストレス軽減や、停滞期の解消法として取り入れたいのが「チートデイ」です。
一度は耳にしたことがある方も多いでしょうが、そもそもチートデイとは何か、また、チートデイを設ける目的はご存じでしょうか?
チートデイとは、「cheat(チート)=だます、ズルをする」という意味で、ダイエットでは、飢餓状態だと思い込んでいる身体を、あえて摂取カロリーを増やすことで騙し、減量を効率よく進めるためのテクニックです。
ダイエット中のモチベーション維持や、停滞期を乗り越える方法として有効とされています。
そんなチートデイですが、やり方や頻度を間違えてしまうと、リバウンドに繋がってしまう可能性もあります。
そこで今回は、チートデイのメリットとチートデイの設定方法、正しいやり方や効果的な頻度などについて解説します。
チートデイを正しく取り入れて、ダイエット中のストレス発散&長い停滞期から脱出しましょう!
もくじ
チートデイについて

チートデイと聞くと、「好きなものを食べられる最高の日」と楽しみにしているダイエッターも多いのではないでしょうか。
ただ好きなものを食べられると考えていると、失敗しがちです。
失敗してしまうと停滞期から抜け出せないどころかリバウンドの危険性もあります。
ダイエットを成功させるために、チートデイについて正しい知識を身につけましょう。
・チートデイ
・ダイエットの停滞期
・ホメオスタシス機能
について詳しく解説していきます。
チートデイとは?

ダイエット停滞期を打破する方法として有効とされるのが「チートデイ」です。
チートデイとは、ダイエット中で食事制限を行っているときに、週に1度「食事制限を行わず好きなものを食べる日」のこと。
チート(cheat)は「だます/反則をする」というような意味。
ダイエットを中断して一時的に摂取カロリーを増やすことで、食事制限を栄養不足だと勘違いしていた脳をだまして、意図的に擬似飢餓モードを脱します。
チートデイを行う目的は、
1. 停滞期を抜け出す
2. ストレスを減らす
の2つです。
ダイエットや減量を開始した直後は、ある程度の体重は簡単に落ちますが、続けていると停滞期が訪れます。
停滞期のせいでせっかく続けてきたダイエットを辞めてしまう方も多いですし、停滞期をストレスに感じて健康状態が悪化する方もいます。
チートデイを導入することで、ストレスを解消してダイエットへの意欲を高め、長い停滞期を最短ルートでクリアするのがチートデイを行う目的です。
停滞期に入って体重が減らなくなってきたら、ストレス解消も兼ねてチートデイにトライしてみましょう。
ただし、毎日チートデイではオーバーカロリーになってしまい、かえって太ってしまいます。
週に1日だけチートデイを取り入れてみて、再び体重が減少し始めたらチートデイをストップしましょう。
ダイエットの停滞期とは?

ダイエットの停滞期とは、それまで順調に減っていた体重が、急に何をしても減らなくなってしまう時期のことを言います。
実際に、「トレーニング・食事制限をしているのに体重がなかなか減らない」「減量のペースが遅くなった」などと悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
しかし本来ダイエット中は、体重の減少と停滞の繰り返しが基本。

ダイエットが順調に進んでいる証拠であって、失敗ではありません。
身体に備わっている防衛本能が正常に働いて起こるものなのです。
停滞期をうまく乗り越えることで、少しずつ目標の体重に近づくことができます。
ホメオスタシス機能

停滞期の原因には、身体を一定の状態に維持しようとする仕組み「ホメオスタシス機能」が大きく関わっています。
ダイエットをして急激に体重が減ったり、食事制限でエネルギーや栄養が足りなくなったりすると、身体の飢餓状態を守るためにホメオスタシス機能が働きます。
すると、栄養の吸収が高まり、脂肪が蓄積されやすくなります。
さらに、身体全体ができるだけエネルギーを消費しない省エネモードに切り替わります。
この状態になると、何をやってもなかなか体重が減らなくなってしまいます。
もっとも、身体が体重の減った状態に慣れてくると、ホメオスタシスが働かなくなってきます。
停滞期は、体重を減らすことではなく増やさないことを目標として、次の減少期を待ちましょう。
チートデイのメリット

チートデイには停滞期を脱する以外にも、ダイエットに嬉しいメリットが4つあります。
1.代謝が良くなる
2.不足している栄養を摂取できる
3.ストレス解消
4.筋肉の維持
それぞれについて順番に確認していきましょう。
代謝が良くなる

チートデイを行うと代謝が良くなるというメリットがあります。
というのも、ダイエットにより下がっている代謝を、チートデイで戻すことが可能です。
ダイエットの停滞期は、基礎代謝量が下がっていることが1つの原因です。
基礎代謝量が下がると、いくら食事量を抑えても体重が減りにくくなってしまいます。
こんなとき、ストイックにダイエットをしている方ほど、さらに食事量を減らしたり、運動量を増やしたりしがちです。
しかし、結果的に身体がさらなる飢餓状態になっていくので、体重は減りにくくなる一方。
そこでチートデイを行うと、身体の飢餓状態がリセットされて、基礎代謝をもとの状態に戻す効果が期待できます。
実は、食事でもカロリーは消費可能です。
チートデイを行って、DIT(食事誘導性耐熱産生)という食事を通して吸収した栄養素を分解し、その一部が体熱となって消費されることで、代謝が良くなる可能性があります。
基礎代謝が高まればカロリーを効率よく消費できるため、ダイエットを成功へと導きやすくなります。
不足している栄養を摂取できる

不足している栄養を摂取できるのも、チートデイのメリット。
ダイエットで食事制限をおこなうと、どうしても栄養バランスが偏ってしまいます。
糖質制限中であれば、糖質や食物繊維が不足しがちに。
食事の量を減らすとミネラルやビタミンも不足しがちになります。
ミネラルやビタミンは健康な生活を送るために欠かせず、病気予防の役割も果たすので不足状態が続くのは避けなければなりません。
よって、チートデイで沢山のカロリーを摂取する時に、栄養素のバランスも考えて多くの食材を食べるのが大切になります。
基本的に、好きなものを好きなだけ食べて良いチートデイですが、制限している栄養素がある場合は意識して摂りましょう。
ストレス解消

ダイエット中は、食事にしても運動にしても我慢が付き物です。
食べたいものを我慢し、カロリーをコントロールしながら、辛い運動を続けていると、いくらダイエットのためとはいえストレスが蓄積されていきます。
さらに、停滞期中は頑張っているのに体重が減らないため、目に見える効果がなく、ダイエットに対するモチベーションも下がってしまいます。
「こんなに頑張っているのに痩せないからもう辞める!」なんて諦めかけた経験を持つ方も多いことでしょう。
そんな時こそ、チートデイが活躍してくれます。
チートデイを設けて1日だけ食欲を解放してあげることで、今までのダイエットに対するストレスや、食事への欲求不満が解消するため、ダイエットに向かうモチベーションを維持することができるのです。
「もう食べたくない!」と思うくらい、思い切り食べるのがチートデイのポイントです。
今まで我慢していたものを、罪悪感なく食べられるのも魅力。
ストレスを感じるとストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが分泌されてしまい、食欲がさらに増したり成長ホルモンが抑制される恐れも。
ストレス解消を意識的にすることで、ダイエット効果をさらにアップできます。
筋肉の維持

チートデイを導入することで、チートデイを導入しない場合と比較して、筋肉量を維持した減量が可能です。
ダイエットの目的は脂肪燃焼ですが、ダイエットの過程で筋肉も必ず減少してしまいます。
身体が飢餓状態になると一番最初に筋肉が分解されるのに起因します。
このとき、チートデイを導入し一時的にカロリーを摂取することで、筋肉の分解が抑制されます。
チートデイをやるべきか7つのチェックポイント

体重が落ちないから、すぐにチートデイが必要とは限りません。
体重が落ちない理由は、他にあるかもしれません。
以下のチェックポイントを確認し、全て当てはまっている人はチートデイを取り入れ、当てはまらないところがある人はその部分を改善しましょう。
1.体脂肪が男性は25%以下・女性は35%以下
2.カロリーコントロールができている
3.栄養バランスを意識した食事をしている
4.固形物を食べている
5.2週間体重が全く減らない
6. 十分な睡眠をとっている
7.適度な運動を行っている
順番に説明します。
【チェック1】体脂肪が男性は25%以下・女性は35%以下

体脂肪が男性で25%以上、女性の場合は35%以上の人はチートデイをやる必要はありません。
体脂肪が十分すぎるほどあるので、身体が飢餓状態と思うことはないからです。
まだまだチートデイをしなくても、痩せられます。
もし痩せなくなっているのであれば、停滞期ではなくカロリーの摂りすぎやダイエット方法が正しく行えていないなど、他に原因があります。
ダイエット方法や普段の食事を、1度見直しましょう。
【チェック2】カロリーコントロールができている

どんなに運動を頑張っていても、カロリーコントロールができていないと痩せることはありません。
痩せるためには、摂取カロリーが消費カロリーを下回っていることが必須です。
もし、カロリーコントロールをせずにダイエットしていないなら、痩せなくて当たり前。
ここでチートデイを取り入れると、太ってしまいます。
痩せないときは、1日に摂取しているカロリーと消費カロリーを計算してみてください。
アプリやサイトで簡単に算出できます。
もし、摂取カロリーが消費カロリーより下回っていなければ、食生活を見直しましょう。
【チェック3】栄養バランスを意識した食事をしている

ダイエット中は、どうしても栄養が不足しがちです。
しかし、栄養不足になると痩せにくくなってしまいます。
焦って痩せようとするあまり、過度な食事制限をしていませんか?
たとえば、ダイエットの天敵と思われがちの脂質が不足すると、便秘や代謝に必要なビタミンを体中に運搬できなくなり、痩せにくくなります。
最悪の場合は、体調を崩すことも。
また、ダイエット中に不足しがちな食物繊維には、脂肪の吸収を抑えたり、脂肪の蓄積を妨げる働きがあります。
このように、必要のない栄養は、1つもありません。
〇〇だけダイエットなど、過度な食事制限をしている方はチートデイではなく、不足している栄養を摂取するようにしましょう。
「過度」に明確な決まりはありませんが、1日の糖質摂取量を40g以下にしたり、脂質摂取量を30g以下にしたりするようなダイエットをしているのであれば、代謝が低下する可能性があります。
糖質量や脂質量を知るには、食事管理アプリを使ったり、「食品名+栄養素」で検索すると、食品に含まれている量を簡単に確認できます。
チートデイを行うべき? と迷ったら、自分がどれくらい糖質・脂質をとっているかをチェックしてみましょう。
【チェック4】固形物を食べている

固形物を食べないダイエットをしていると、痩せなくなります。
理由はスープやプロテインなどの流動食しか食べていないと、胃腸の働きが悪くなるから。
筋肉を使わないと、どんどん筋肉量が減っていくことと同じで、消化器系の働きが悪いと、内臓が衰えていきます。
内臓を動かすにも、カロリーが必要。
しっかりと固形物を食べることで、ダイエット効果も期待できます。
流動食ばかり食べている人は、チートデイではなく固形物を摂るようにしてください。
長期間食べていなかった場合は、いきなり固形物を食べると胃腸がびっくりしてしまうので、まずは消化の良いものから徐々に増やしていきましょう。
【チェック5】2週間体重が全く減らない

食事制限や運動をしているのに、体重が2週間以上停滞しているならチートデイを行うことを考えてみましょう。
適切な食事制限と運動、睡眠をとりながらダイエットを行えているのであれば、通常は長くても2週間程度で体重が減少します。
2週間以上変化がないのであれば、停滞期の可能性があります。
ただし、自己流でやると失敗しがちなので必ずやり方を確認してください。
体重が減らない期間にたくさん食べるのは、怖いかもしれませんが思い切り楽しんで行ってください。
逆に言うと、体重の停滞が始まってから2週間経っていない人は、もう少し待つと体重が落ちるかもしれません。
チートデイを行うのではなく、焦らずもう少し様子を見ましょう。
【チェック6】十分な睡眠をとっている

チートデイを行うかどうかは、睡眠時間のチェックも必要です。
7〜9時間程度の睡眠をとっているのに体重の落ちが停滞してしまっている人は、チートデイを行うことを考えても良いでしょう。
睡眠は代謝にとても大切。
寝入りの深い睡眠は、身体の回復に必要な「成長ホルモン」の分泌を促進し、代謝を改善します。
成長ホルモンは細胞の新陳代謝を促進するホルモン。
十分な睡眠をすることで分泌がなされますが、睡眠不足になることで分泌量が減り、代謝の低下につながります。
ダイエットをしたいなら7〜9時間の睡眠をとりましょう。
どうしても7時間以下になってしまう人は、30分でもいいので早く寝ることを心がけてください。
【チェック7】適度な運動を行っている

食事制限だけでなく、適度に運動を行っているのに、体重の減少が止まってしまった人も停滞期かもしれません。
運動を行うと、消費エネルギー量が増加するため適度な運動は、体重の減少を促します。
しかし、代謝が下がって停滞期に入ると、運動で消費エネルギー量を増やしても、なかなか摂取エネルギー量を上回ることができず、体重が減らなくなります。
「適度な運動」に明確な基準はありませんが、厚生労働省は週2回×30分以上の運動をしている人を運動習慣のある人と定義しています。
そこから大きく外れなければ「適度な運動」をしているといえます。(参照:厚生労働省 健康日本21)
そのため、週2回×30分程度の運動を行っても体重が停滞している場合は、チートデイの実施を考えてもよいでしょう。
紹介した7つのチェックポイントに“すべて当てはまる人”は、チートデイを行ってもいいでしょう。
反対に、7つすべてに当てはまらなかった人は、まだ改善すべき点があるということ。
食事や運動、睡眠などを見直して、しばらく続けてみてください。
チートデイの正しいやり方と頻度

こちらでは、チートデイの正しいやり方と頻度について解説します。
ストレスを溜めずに、効率よくダイエットを成功させましょう。
チートデイのやり方

チートデイのやり方を間違えてしまうと、失敗して停滞期から抜け出せなくなってしまうので、必ず正しいやり方で行いましょう。
チートデイでは基本的に好きなものを食べていいですが、暴飲暴食をしていいというわけではありません。
そのため、摂取しても良いとされているカロリー量を目安に、食事の内容を決めましょう。
チートデイで推奨されている摂取カロリーは以下を参考にしてみてください。
・体重で計算する場合:体重×40~45kcal
・基礎代謝量で計算する場合:基礎代謝×3~4kcal
・ダイエット時のカロリーで計算する場合:+2,500~3,500kcal
計算方法はさまざまありますが、代表的なものに上記の目安があり、この基準に沿って食事の量を調整します。
例えば、体重50kgの女性が体重で計算する場合は、50×45=2,250kcalとなるので、上限2,250kcalを目安にメニューを考えましょう。
また、停滞期中は代謝を上げる「レプチン」と呼ばれるホルモンが減っている状態なので、肝臓のグリコーゲンを満たすために、糖質を大量に摂ることが重要です。
むしろ、中途半端に摂ると停滞期を乗り越えられず無駄になってしまうので、糖質が豊富に含まれる食品を大量に食べましょう。
糖質の量は、体重×10〜12gを目安に摂りましょう。
例えば体重50kgの女性なら、50×12=600となるので約600gが目安量となります。
ご飯茶碗1杯分で約150g程度なので、3食分で450gとなります。
100gあたりの、糖質が豊富な食品
・コーンフレーク 83.6g
・食パン 46.4g
・白米 37.1g
・角砂糖 100.0g
・はちみつ 81.9g
・あめ玉 97.5g
・ラムネ 92.2g
カロリーは体脂肪率に関係しないということが重要です。
体脂肪率の高い人は、チートデイの頻度を下げることで調整します。
また、チートデイは必ず1日で終えましょう。
ズルズルと続けてしまうとリバウンドしてしまいます。
チートデイを行う頻度

チートデイで一番重要なのが、「頻度」です。
無計画にチートデイをするのは、ただの暴飲暴食になるのでやめましょう。
ここでは、体脂肪率・BMIを基準におすすめの頻度を紹介します。
体脂肪率を目安にした頻度

チートデイの頻度 | 男性の体脂肪率 | 女性の体脂肪率 |
---|---|---|
2週間に1回 | 20%前後 | 30%前後 |
10日に1度 | 15%前後 | 25%前後 |
1週間に1度 | 10%前後 | 20%前後 |
男性の場合体脂肪率20%、女性の場合は30%を超えている方はチートデイを行う必要はありません。
食事制限と適度な運動をして少しずつ体重を落としていきましょう。
BMIを目安にした頻度

BMI | チートデイの頻度 |
---|---|
25以上 | なし |
23〜25 | 4週間に1回 |
22〜23 | 2〜3週間に1回 |
20〜22 | 2週間に1回 |
18〜20 | 週1回 |
なお、BMIの求め方は以下のとおりです。
【BMIの求め方】
BMI=体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)
こちらを目安にしてみても良いでしょう。
チートデイの食べ物について

食べるものの内容は、基本的に好きなものでOKですが、上記の計算式を参考にある程度摂取カロリーを決めておきましょう。
そこまで神経質になる必要はなく、好きなものを自由に食べていいですが、暴飲暴食にならないようにだけ気をつけてください。
食べ癖がついてチートデイが何日も続くようでは、かえって太ってしまったり、リバウンドしたりする可能性もあるので、チートデイは計画的に行いましょう。
チートデイにおすすめの食べ物

チートデイは基本何を食べても問題ないですが、できれば不足している栄養素を中心に摂取しましょう。
チートデイに食べるべきおすすめメニューをいくつか紹介します。
・ステーキなどの肉類
・お寿司
・カレーライス
・パン類
・果物
・和菓子
・チーズケーキ
・プロテインバー
それぞれについて詳しく解説します。
ステーキなどの肉類

肉類には、たんぱく質が多く含まれているため、筋肉の材料となります。
特に焼肉やステーキなどは、ダイエット中の自分へのご褒美としてもおすすめです。
普段、肉類を控えているという人はチートデイで思う存分楽しむのも良いでしょう。
しかし、肉類だけだとビタミンや食物繊維が不足しがちになるため、野菜も一緒に摂取しましょう。
お寿司

ダイエット時には炭水化物を控えがちなもの。
チートデイにはぜひ炭水化物をとりましょう。
寿司は炭水化物と魚介類のたんぱく質を一緒にとれるメニューなのでおすすめです。
普段のダイエットのご褒美として、特別な贅沢感を味わってもいいでしょう。
カレーライス

カレーライスもチートデイに最適な食べ物です。
カレーライスは炭水化物も摂れますし、カレーに含まれるスパイスが腸内環境を整えたり、新陳代謝を高めたりしてくれます。
野菜もたっぷり入れれば、手軽に炭水化物や食物繊維、ビタミンを摂取できるのでおすすめです。
また、辛味成分である「カプサイシン」には体脂肪の燃焼を促進させる効果もあるので、辛いのが苦手でなければ、辛口に仕上げるといいでしょう。
パン類

チートデイではパン類も積極的に食べて問題ありません。
先述の通り、チートデイでは糖質をたくさん摂ることが重要なので、普段我慢している方はしっかり食べるチャンスです。
また、炭水化物は食物繊維と一緒に摂取するのがおすすめです。
食物繊維は、糖の吸収を緩やかにし、肥満へと繋がるインスリンの分泌を抑える働きがあります。
できれば食物繊維が含まれた以下のパンを選ぶと良いでしょう。
・ライ麦パン
・フランスパン
・ベーグル など
1つ程度であれば、菓子パンを食べても問題ありません。
果物

チートデイでは、果物もおすすめです。
甘いものを取り入れるなら、果物を優先的に取り入れるのが最適です。
果物なら糖分だけでなく、ビタミンやミネラル、食物繊維も一緒に摂取できるので、栄養のバランスも整えてくれます。
和菓子

チートデイでは、和菓子もおすすめです。
和菓子は、脂質が少なく、豆類などが原料となっているものも多いため、太りづらく、ポテチや洋菓子などのお菓子よりも栄養価が高いです。
中でも、わらび餅やくずきり、水ようかんなどはカロリーも低く、食物繊維も含まれているのでおすすめです。
他にも干し芋や焼き芋なども、食物繊維やビタミンが豊富で、腹持ちも良いので満足感が得られます。
チーズケーキ

ケーキを食べたい時は、チーズケーキがおすすめです。
チーズケーキは他のケーキに比べて脂質が少なく、タンパク質も多いため太りづらいです。
味も濃厚なものが多いため、満足感もしっかり得られます。
糖質などを控え目にしたい方は、自分で手作りしたチーズケーキを食べるのもいいでしょう。
プロテインバー

プロテインバーもチートデイのスイーツにはピッタリです。
1本で身体に必要なタンパク質や糖質、食物繊維などを手軽に摂取できるので、スイーツを食べながら栄養もしっかり摂れます。
味のバリエーションも豊富なので、お気に入りのプロテインバーを探してみましょう。
チートデイに食べない方がいいもの

チートデイは好きなものを食べて問題ありません。
そうは言われても、普段の努力を無駄にしないため、食事に気を遣いたいという方もいるでしょう。
ここでは、強いて言うならばおすすめしない食べ物をいくつか紹介します。
・脂質・糖質が多いもの
・洋菓子
・アルコール類
それぞれ、気をつけるべき理由を解説します。
脂質・糖質が多いもの

脂質や糖質が大量に含まれている食品は、なるべく避けるようにしましょう。
ホイップたっぷりのケーキや、菓子パン、ドーナツなどは食べても少量に留めておいたほうがいいです。
またフライドポテトやポテトチップスなどのスナック菓子も、油で揚げてある分、脂質が多いため避けるのが無難です。
特に、減量中は身体が飢餓状態で、栄養を吸収しやすくなっているため、これらの食品を一気に食べると脂肪がつきやすくなります。
「食べてはいけない」というわけではありませんが、量を少なめに調整しておくと安心です。
洋菓子

洋菓子もバターや生クリームなど、脂肪分がたっぷり含まれているので量を控えたほうが良い食べ物です。
中でもマーガリンを使って作られているものは、トランス脂肪酸が多く含まれているので避けましょう。
先述した通り、ケーキを食べる場合は、たんぱく質も多く取れるチーズケーキがおすすめです。
もし甘いものが食べたい場合は、和菓子のほうが良いでしょう。
洋菓子が好きな方は、量に気をつける必要があります。
アルコール類

ビールなどのアルコール類も、摂ってはいけないというわけではありませんが、なるべく控えておくことをおすすめします。
アルコールを過剰に摂取すると、脂肪の分解を阻害してしまいます。
またビールなどは糖質も高いので、ほどほどにして飲み過ぎないようにしましょう。
どうしてもお酒を楽しみたいという方は、カロリーオフのビールや、糖質ゼロの日本酒などを選ぶのがおすすめです。
チートデイを行うときの注意点

チートデイをするときの注意点は、10個です。
効果的にチートデイを行うために、注意点をしっかりと守って行いましょう。
1.そもそも必要かどうかを考える
2.低糖質の食品ではあまり効果はない
3.チートデイの前後はダイエット食
4.1食で暴飲暴食しない
5.身体が浮腫むことも
6.運動は消化が終わってから
7.中途半端に行わない
8.自己流で行わない
9.楽しんでやる
10.無理をしてまで取り組まない
それぞれについて詳しく解説します。
そもそも必要かどうかを考える

ダイエットを始めたばかりや、体重が5%も痩せていない場合はチートデイをする必要はありません。
ダイエットを始めたばかりで、停滞もしていないのにただ食べたいからという理由で行うのはダイエットの妨げにしかなりません。
ダイエットをスタートしてすぐに成果が出ないのは当然です。
また、1ヶ月以上続けて効果が感じられないのであれば、ダイエット方法が間違っている可能性があります。
上記のチェックポイントにすべて当てはまった場合に行うようにしましょう。
低糖質の食品ではあまり効果はない

チートデイで重要なのは、糖質をしっかり摂って肝臓のグリコーゲンを増やすことです。
カロリーを摂るために高脂質の食品ばかりを食べても、糖質が不十分であればあまり効果は見込めません。
脂質は気にせず摂ってもいいものの、糖質が豊富に含まれた食品を食べましょう。
チートデイの前後はダイエット食

チートデイを行うのは、1日だけです。
だらだらと続けると、普段の食生活になってしまい太ります。
もう食べたくないと思うまで、全力で食べてください。
断食のように、準備食や回復食を行う必要はありません。
むしろ、チートデイの翌日からしっかりと元のダイエット食に切り替えることが大事です。
また、一気に大量の食事を摂ったことで臓器が疲れている可能性があるので、消化に良いものを積極的に摂ることも意識しましょう。
もし、チートデイの翌日に食欲が出ない場合は、それは臓器が休みを求めている証拠なので無理して食事を摂る必要はありません。
その場合は最低限のたんぱく質や糖質を摂るためにプロテインや果汁ジュースだけを飲むのがおすすめです。
1食で暴飲暴食しない

チートデイは3食以上に分けて行うのが理想です。
1食にまとめて食べても、ホメオスタシス状態を解消できない上に、胃腸の負担も大きくなるため胃もたれや腹痛を誘発する恐れがあり、メリットよりもデメリットが目立ってしまいます。
ダイエット生活を続けている状態の身体に、一気に高カロリーを取り入れるのは身体の負担が増えて健康を損ねる可能性もあります。
また1回で多くの食事を摂っても、結果としてトータルカロリーが足りていなければ意味がありません。
理想の食事パターンは、朝食に血糖値が上がりにくい糖質を摂って、昼間は好きな物、夜は消化の良さを優先するのがおすすめです。
身体が浮腫むことも

身体が浮腫むということは、皮膚や皮下脂肪が水を蓄えてしまっている状態になります。
チートデイで浮腫む原因は複数考えられ、チートデイ中の食事が塩分過多だった、チートデイ中に摂取した糖質が水分と結びついたなどが考えられます。
いずれにせよ、身体の浮腫もクリーンな食生活に戻ればこの問題は解決しますから、そこまで心配する必要はありません。
塩分を体外に排出する役割がある栄養素にカリウムがあります。
カリウムを多く含む食べ物
・ひじき
・アボカド
・ほうれん草
・納豆 など
運動は消化が終わってから

朝にジムでトレーニングする方は、チートデイの翌日は午後にした方が無難です。
午前中は、前日の食事による消化不良が起きている可能性があるので、無理に運動してしまうと体調を損ねる恐れがあります。
なので、十分に回復をしたと感じた後に運動をするのがおすすめです。
また、翌日は糖質を沢山摂ったことでカロリー制限中より筋トレにパワーを出しやすくなっているかもしれませんが、無理をしすぎないことが大切です。
中途半端に行わない

チートデイの目安となる食事の摂取量を摂取できない人は、チートデイは行わない方が良いでしょう。
中途半端に行うことで、停滞期を脱出できないどころか、最悪の場合は太るだけで終わることもあるからです。
チートデイを行うと分かりますが、「これ以上食べたくない!」となるほどキツいものです。
しかし、1度始めたら必要最低カロリーを必ず摂取しなければいけません。
チートデイは、停滞期を乗り越えて、ダイエットを成功へと導きやすくする取り組みです。
これを実現させるためにも、一度チャレンジしたら最後までやり遂げるよう心掛けましょう。
自己流で行わない

ダイエット食より少し多く食べる、筋トレを頑張った日はチートデイなど自己流で行うのはやめましょう。
ルールを守らなければリバウンドの原因となります。
また、一般的にチートデイの翌日は、体重が2kg前後増えるケースが多いです。
しかし、ここで絶食して体重を戻そうとするとチートデイの効果が薄れてしまいます。
むしろ、チートデイの翌日に太っていなかったら失敗だと考えましょう。
食べることを恐れずに、正しいやり方・頻度でチートデイを行ってください。
楽しんでやる

チートデイをやるときは、食べることを全力で楽しんでください。
ダイエット中にたくさん食べることに対して、罪悪感を感じるのはやめましょう。
ストレスを感じると、身体を守ろうと脂肪を蓄えやすい身体になってしまうからです。
チートデイは1日だけなので、楽しんで食べた方が、ストレス解消に繋がるので今後の減量スピードをアップさせられます。
好きなものを思う存分食べましょう!
無理をしてまで取り組まない

「ダイエットを成功させるにはチートデイが必須」とお考えの方もいるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
無理をしてまでチートデイに取り組むのは禁物です。
なぜなら、無理をするとストレスが蓄積してダイエットに対するモチベーションが下り、痩せづらくなる可能性があるためです。
せっかくチートデイの効果を得られても、その後のダイエットに注力できないとなると、理想の身体を目指すことは難しくなります。
そのため、気が向かないのにも関わらず、無理をしてチートデイに取り組むのは避けるようにしましょう。
まとめ

チートデイは上手に取り入れていくことで、ダイエット中のストレスを発散させたり、代謝の低下を防いだりと、ダイエットをサポートする強力な味方となってくれます。
また、停滞期のタイミングで取り入れることで、飢餓状態もリセットすることができるので、スムーズにダイエットを進めることができます。
チートデイのメカニズムをしっかりと理解して上手く活用し、ダイエットの停滞期を乗り越えましょう!
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